仕事に対するモチベーションは、上げることが大事なのではない。いかにして下げないようにするかが大事なのだ。

業務というのは日常的に行うものであって、特別高いモチベーションが必要になるシーンは少ない。それよりも、常に最低限の情熱や集中力を保ち続けるという方が重要になるわけだ。つまり、気分を上げるためには特別なことをする必要がない。むしろ普通のテンションで長期間仕事ができるように気をつけておくのが望ましいのだ。

もしもモチベーションが下がってきたなと感じたときには、何かしらの対策を講じる必要があるだろう。体力的に辛くなってくると、精神も同じように辛くなるのが人間にとっては当たり前のことだ。したがって、適切に休みを取るということは大事になってくる。週休二日制の職場なら、比較的体力も精神力も奪われにくい。病院等のプレッシャーがかかる現場で働く際には、休みの多いところを狙ってみるといいだろう。早期退職をしなくてもよくなる可能性が高い。

福利厚生に注目をして、リフレッシュ休暇が利用可能かどうかチェックしてみるのも悪くはない。リフレッシュ休暇というのは、仕事に対する情熱や集中力が下がってきたと思ったときに随時取得できる休みのことであって、基本的には有給となる。業務を休んでリフレッシュをしても、給料は変わることがない点が大きなメリットである。リフレッシュ休暇は民間企業のおよそ一割が導入しているメジャーな制度なので、使える職場は少なくない。